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一戸建のプロパンガス料金を安くするには

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一戸建のプロパンガス相場料金

従量単価:478円 基本料金:1770円

一戸建の相場単価がどれくらい高いかご存知ですか。 一戸建のプロパンガス平均を都市ガス、賃貸アパート・マンションの平均と比べてみました。

一戸建て 都市ガス 賃貸アパート
請求額 11,330円 7,000円 12,830円
基本料金 1,770円 1,000円 2,010円
従量単価 478円 300円 541円

※都市ガスの熱量はプロパンガスの約半分のため、都市ガスの料金は2倍してあります。

※請求額は一般家庭(4人家族)の平均使用量である20㎥で計算しています。

戸建は賃貸アパートと比べればまだ安いですが、都市ガス物件と比べると毎月の請求額の差はなんと4,000円以上にもなります。 しかしこの戸建の平均、実は市場のバランスが取れた適正な価格ではなく、消費者を無視し事業者都合で価格設定がされた結果であり、全く適正な水準ではありません

そのため、ご自宅の請求額がこの平均に近いまたはそれ以上の場合、高額な単価設定に基づいた不当なものである可能性があります。

一戸建の単価が高い理由

理由その1:企業間の競争がない特殊な市場環境

プロパンガスは公共料金・公共事業である都市ガスとは違い、各社で単価や料金体系はバラバラです。

それは、プロパンガスが各ガス会社が自由に単価を設定できる自由商品であり、 プロパンガス会社がより多くの利益を得る事を目的に活動する私企業だからです。

私企業は商品の値段を安くしたり、サービスを充実させるなどしてより多くのお客さんを獲得し、より多くの利益を求めます。 プロパンガス市場でも、この原理は同じです。

しかしこの市場はずっと、企業間での競争がない特殊な市場でした。 そしてこの競争が起きない市場環境が単価が高い理由の一つです。

それではなぜ競争が起きなかったのでしょうか。 その理由は、企業同士の繋がりにあります。

家電や食料品など一般的な商品の場合、より多くのお客さんに買ってもらうためには、値段を下げる以外にも商品自体の価値を上げるなどいろいろな方法があります。 しかし、プロパンガスの場合、商品自体の差別化はできません。そのためどうしても値下げ合戦になってしまうのです。

それを嫌った多くの企業は、高い単価を維持できるよう、企業同士が顧客の取り合いをしないよう内々に取り決めていたためです。 他社にお客さんを取られる心配がなければ、値下げする必要はありません。 その結果、単価はずっと高い状態でした。

理由その1:価格に関する情報が少ない

単価が高い理由はもう一つあります。 それは、価格に関する情報が少ない事です。

これまでほとんどの方が、「公共料金でどこも単価は同じ」と勘違いし、自宅の単価に全く関心を持っていませんでした。 また、検針票や請求書に単価がいくらなのか記載もありませんので、消費者は価格に関する情報をほとんど持っていませんでした。

消費者が価格に関して無関心なのであれば、ガス会社は好き勝手に値上げする事ができてしまいます。

このような状況を危惧した政府は1997年、消費者が価格に関する情報を持ち、そしてガス会社を自分で選べるようにするため、今まで不透明だった価格の明確化を義務づける法改正が行われました。

しかし、多くの消費者はこの事実を知らず、未だ価格に関する情報を十分持ってはいません。

それをいい事に一部の業者はより多くの利益を得るために、または経営悪化を補うために、今でも普通の市場では考えられない不当な値上げを行っています。

一戸建の単価を安くするには

適正価格のご提案

当センターでは一戸建の適正価格を、従量単価300円台、基本料金1,500円と定義しています。 この価格は、相場よりも200円以上安く、都市ガスとほぼ同じ料金水準です。 そして当センターでは都市ガス並の料金に引下げるため、この適正価格で供給を行う優良卸売企業への切り替えをお勧めしています。

従量単価 基本料金
300円台 1,500円

こちらのページから、適正価格になる事でどれくらい安くなるかプロパンガス料金を計算してみてください。

戸建てのお客様にお安い料金で提供できる理由

優良な卸売企業をご紹介

プロパンガス会社は大きく分けると2つの会社形態に分ける事ができます。 ひとつは原油国から直接輸入している卸売会社、そしてもうひとつはその卸売会社から購入して販売している販売店です。

卸売会社は直接仕入れている分、販売店と比べコストが安く済みます。 また、ご紹介している卸売企業は全国的に供給している大企業で、調達以外の部分でもコストを抑えるノウハウを持っています。 そのため都市ガス並みの料金で供給する事ができるのです。

ご相談事例

ご相談者

神奈川県在住H・Mさん(会社員男性)

ご相談者男性

半年ほど前、中古の一戸建に引っ越しました。 ガスは前の所有者の方が利用されていた会社をそのまま利用しています。 というよりも、その時は自由に会社を選べる事を知らず、残っていたメーターに書いてあった番号に問い合わせ利用を開始したと言った感じです。

しかし、どうも値段が高すぎる気がします。 今までは都市ガスだったので相場観はないのですが、以前と比べてかなり高くなったように思います。 どうにかならないでしょうか。

当センターからの回答

中古戸建物件の場合、前の方の利用されていた会社がわざとメーターなどを残して行くことがあります。 次に入居される方からの連絡を待っているのです。

そうやって連絡される方の多くが仕組みについて詳しくない事をガス会社も知っているため、高い単価設定を提示されるケースが多々あります。

今回のケースも、従量単価540円、基本料金1,870円というかなり高い水準でした。

そこで当センターからは、適正価格の300円で供給可能な企業をご紹介させて頂きました。

ガス会社変更前後の料金比較

請求金額 基本料金 従量料金
ガス会社変更前の料金 12,022円 1,870円 10,152円
ガス会社変更後の料金 7,140円 1,500円 5,640円
変更前後での差額 4,882円 370円 4,512円

※ガス会社変更後の請求額はガス会社変更前のご使用量に基づいた料金です。

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